病院にかからず、病気を終えるメカニズム

いくつかある、病気を終える要素のひとつと捉えてもらえればです!

 

ものごとの受け止め方で脳の動きが変わり、病気になりやすい、なりにくいかが変わる

脳が苦痛に感じるか、快楽に感じるかによって、脳から分泌されるホルモン、脳内神経伝達物質が変わります。

分泌されるホルモン、脳内神経伝達物質は、体を不調にするものもあれば、体調改善していくものもあるからです。

 

脳の苦痛系が動働くと

【コルチゾールが分泌され、免疫が抑えられる】

怒り、恐怖、イライラ、不快、などのストレスが脳の視床下部に伝えられると、自律神経を興奮させる信号が送り出されます。

視床下部から副腎髄質と副腎皮質を刺激するよう脳下垂体に指令がでます。

脳下垂体は副腎髄質と副腎皮質を刺激を刺激する、コルチゾールというホルモン物質を分泌します。

ストレスから身を守ろうとして起きる、コルチゾールの分泌で、自律神経と交感神経が興奮状態になり、血流増大し、免疫系の働きを抑制します。

コルチゾールの分泌が続くと、うつ病、不眠、生活習慣病などの不調が現れやすくなります。)

 

【アドレナリンが分泌され、免疫が抑えられる】

同時に副腎皮質からアドレナリンという脳内神経伝達物質が分泌され、肝臓からは活動に必要なエネルギー源であるブドウ糖が放出されて血糖値が上がります。

アドレナリンは血圧を上げて筋肉に血流を集めて、交感神経を刺激し、血圧、脈拍、血糖値を上昇させて、ストレスに対して「戦うモード」になります。

交感神経が優位になると白血球のうち「顆粒球※(殺菌作用がある成分を持つ白血球の一種)の比率が上昇します。

血糖値が上がる事で白血球(リンパ球)の比率が低下し、体調悪化、病気に繋がります

アドレナリンが過剰に分泌されると、不安、イライラを感じやすくなります。

過剰に分泌されたアドレナリンは、枯渇しストレスを受けても分泌されなくなります。
「戦うモード」にならなくなって、無気力、無意欲などのうつ症状にも表れやすくなります。

※顆粒球
体内に侵入した、寄生虫の処理、細菌を殺菌

 

脳の報酬系が働くと

【ドーパミンが分泌】

欲求が満たされたり、幸せを感じたり、安心を感じると、脳の側坐核から、ドーパミンという脳内神経伝達物質が分泌されます

 

【セロトニンが分泌され、精神を安定させる】

ドーパミンの分泌のバランスをとって精神を安定させるセロトニンという脳内神経伝達物質も分泌されます。

セロトニンが分泌されると、交感神経から副交感神経が優位になります。

副交感神経が優位になると白血球のうち「リンパ球※(抗体を作って抗原を攻撃したり、汚染細胞を処理したりする白血球の一種)」の比率が上昇します。

※リンパ球
生体にとって不要・危険な細胞を排除、異物を抗体を作って攻撃、汚染細胞やがん細胞を攻撃

 

【オキシトシンが分泌され、幸せを感じるようになる】

良い人間関係の構築は、オキシトシンという幸せを感じる神経伝達物質が分泌されます。

オキシトシンの分泌はドーパミン、セロトニンの分泌を誘発します。

オキシトシンが分泌されていると苦痛系を調整します。

 


脳の報酬系を働かせる方法

日常習慣に取り入れれる簡単な事から、訓練して意識的に身に着けていくものとがあります。

日常的にできる簡単な事

  • 体を動かす
  • 日光を浴びる
  • 良く寝る
  • 趣味を楽しむ
  • キレイな景色を見る
  • 感動するものに触れる
  • 良い人間関係を保つ
  • 新しい事に挑戦する

 

訓練して意識的に身に着ける事

  • 自己決定感を持って行動する
  • 自己有能感を鍛える
  • セルフイメージを本来の生き方に合ったものにする
  • 人目を気にしたり、人の評価で行動するのではなく、自分の意志で行動する
  • 得たい感情の為に行動するのではなく、目的に向けて行動する
  • 途中経過の為に行動するのではなく、結果に向けて行動する
  • 本心と実際の行動のズレを正す
  • ネガティブな感情は放置したり、蓋をしたりせず、意味を汲み取り、何故その感情を感じたのか分解する
  • ネガティブな感情は意味づけを変える
  • 自分の失敗や人からの評価と、自分自身を一緒に考えない

ひとつひとつは、ブログ記事で説明していきます